独立者インタビュー

Independent Interview

独立して3年。AIM時代の人脈を継承し、静岡に根を下ろして活動する株式会社真静工業の江原社長にお話を伺いました!

新築工事、改修工事、大規模修繕工事など建物のトータルソリューションを展開するAIM株式会社です。私たちは工事業務の他にも社員の独立支援を積極的に行っており、資金面や営業面など多岐に渡って独立を手厚くサポートしています。

今回ご紹介するのは、静岡の地で独立して3年になる株式会社真静工業の江原社長です。AIM尾山社長との出会い、AIMでの経験、そして静岡での独立などについて率直に語っていただきました!

−これまでの経歴は?

 

AIMの社員として10年くらいの経歴があり、それから独立して3年になります。地元が横須賀でAIMに入る前は他の会社でシーリング工事をやっていました。その時お世話になっていた会社の社長が尾山社長と同級生だったので知り合うことになったのです。その当時尾山社長は独立して間もない頃だったので、人手が足りない時などは自分が手伝いに行っていました。そんな関係が数年続いた後に、ごく自然な形で社員にならないかと誘われてAIMに入ることになりました。

最初は横須賀のAIM本社でやっていましたが、ある時から私の家庭の事情で週末ごとに静岡に通う生活になってしまったのです。そんな様子を見ていた尾山社長が「大変だろう」と静岡に支店を出してくださり、AIM静岡として活動できることになりました。社員の私生活にまで目を配り、より良い労働環境を用意してくれるのは本当に社長のすごいところだと思います。AIM静岡支店としてしばらくやっていましたが、やがてAIMのホールディングス化に伴い一つの会社として独立することになった次第です。独立とはいえホールディングスという後ろ盾があるので、安心して事業に専念できています。

 

−尾山社長と出会ったきっかけは?AIMにはどれくらいいたの?

 

先ほども言いましたが、AIMに入る前にお世話になっていた会社の社長が尾山社長と同級生でした。しかし横須賀は狭いので、地元の建設業同士の繋がりもあって自然と顔見知りになってはいましたね。尾山社長は当時から面倒見が良くて、信頼できる人だなと思っていました。やがてAIMに自分も加わり10年くらいお世話になったのですが、長いようであっという間でしたね。AIMは防水から始まってどんどん事業を拡大して今に至りますが、自分はAIMが社員3〜4人くらいの時からいるので、会社の成長を肌で感じることができたと思います。

 

−独立したきっかけは

 

AIMはもともと社員の独立支援に積極的でしたが、さらにそれを本格化するにあたってN&Sホールディングスの設立となったのが2018年です。その時私はAIMの静岡支店を任されていましたが、ホールディングス化の一環として独立させてもらいました。もちろん様々な面で手厚く支援がありましたし、独立とはいえグループ会社としての後ろ盾があるので安心して自分の会社をスタートさせることができました。

 

−AIM尾山社長はどんな人?

 

長く付き合っていますが、とにかく面倒見が良くて気配りや思いやりのある人だと思います。自分がプライベートで色々とあって仕事面でも大変だったときに、尾山社長は本当に親身になって考えてくれました。静岡支店を立ち上げてくれたのは、その時の私の状況を知っていた社長が何とか助けてあげたいと思ったからでもあるのですが、なかなかできることではないですよね。感謝しかありません。今も支えられている部分も多くあるので、安心して静岡で続けていられるのは社長のおかげもあると思っています。

 

−独立してよかったこと、苦労したことは?

 

何よりも良かったのは人脈を継承できたことですね。AIMの静岡支店時代の協力会社や外注職人、そしてお客様。それらの全てと変わらないお付き合いをさせていただいています。尾山社長の考えでもありN&Sホールディングスの理念でもあるのですが、独立にあたっては知識、技術、資金、人脈の全てを惜しみなく提供してくれるのですよ。共に成長することでホールディングスとして発展していく「Win-Winの関係」ですよね。しかし、そこに甘えてばかりもいられないと思っています。元々は横須賀でやっていた自分が静岡で独立したので一つ一つの仕事を丁寧にこなし、周りからの信頼を得て、着実に自分の力で根を張っていきたいと思っています。

苦労という意味では、実は苦労らしい苦労はないのですよ。全くの裸一貫で独立したわけでもなく、独立後もAIMとは協力関係なので、ギスギスせずに気持ち良い付き合いを続けています。こんなに恵まれた環境での独立はなかなかないのではないでしょうか。

 

−独立して収入は上がった?

 

今は自分も含めて社員が3人いますが、そのほかにも外注の職人さんもいるので、人件費や会社の経費などを考えると自分に回せるお金は限られてきます。AIM時代とそれほど変わらないかもしれませんね。とはいえ独立して3年目ですが会社として健全に運営できているので、それだけでも自分としては十分だと思っています。今後はもっと利益をあげて社員にも還元していきたいと思っています。

  

−これからの展望

 

会社をどんどん拡大して、手を広げて…というようなことは考えていないですね。今は自分たち3人の他にも、付き合いの長い外注の職人や協力会社などと一緒にやっているので、体制としては無理なく整っている感じです。会社が大きくなったとしても、あと2〜3人会社に入って5名前後くらいがちょうど良いのではないでしょうか。まずは足元を固めて、そして給料面も含めて身近なところからしっかりと満足のいくものを提供できるように頑張りたいですね。

 

−起業した先輩としてこれから独立を考える方へのアドバイス

 

どんな仕事に対しても、嫌な顔をせずに気持ちよく引き受けることですね。どの仕事でもそうだと思いますが、人と人との関わりの中でやっていくことなので「人から好かれる」ことが大事だと思います。会社として力がついてくると、安い仕事を断ったり仕事を選んだりすることが出てくると思いますが、自分はそうはしません。例え予算が少ないとしても、何かに困って依頼してくるわけですから、自分たちの知恵や技術でなんとか解決してあげたいと思いますよね。仕事内容もそうです。どんな無理難題があったとしても、打ち合わせを重ねていくうちに方法は見つかるものです。自分たちのところに依頼に来てくれるというだけで縁なので、そこを大切に育てていきたいですね。来るものを拒まず、全力で向かうことが大事なのではないでしょうか。