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【地盤調査実例】築10年の工場でも地盤沈下が発生することがあります

こんにちは。AIMブログ担当です。

AIM(エイム)は、神奈川県横須賀市からマンション・ビルの大規模修繕工事を始めとし、建築一式工事を手掛けている会社です。

 

重機や精密機器を使用する工場や倉庫、病院などの建物は大概がコンクリートによって造られている建物です。弊社AIM株式会社では、コンクリート造建築物の地盤沈下を防ぐ、サンドゲル工法という、床下補強工事も手掛けています。

 

今回は、自動ラインの加工を行う工場様から地盤調査の依頼を頂いたので調査に行ってまいりましたので実例として報告させていただきます。

 

地盤沈下、コンクリート床下の空洞化

 

■築10年の工場でも地盤沈下が起きる可能性はあります

 

今回の地盤調査は、自動ラインの機械の加工を行う工場様です。築10年とかなり新しい工場ですが、機械の稼働中に突然プレス機が陥没し、機械が斜めになったそうです。幸い手作業ではないので従業員の方々に怪我はなかったようですが、このまま放置するのは大変危険です。工場内の他の場所でも同じように地盤沈下が発生する可能性があります。

 

地盤調査を行ってみると、陥没の報告がなかった場所でも10cmほどの地盤沈下が発生しているのが見つかりました。築10年未満の建物でも、これはかなり危険な状態です。もし製品の金型の交換作業中に地盤沈下が発生して、従業員が機械に巻き込まれて穴に落ちてしまった場合、死亡事故につながる可能性も多いにあり得ます。

 

すでに陥没が起きているということは、地盤調査を行って何かしらの対策を練らない限り、必ず同じ事故が起きることになってしまうのです。ですので、弊社では定期健康診断と同じように、定期的に工場の地盤調査を行うことをお勧めしています。

 

地盤沈下、コンクリート床下の空洞化

 

■人間の体と同じで、機械だけでなく工場などの設備も劣化していきます

 

人間の体と同じで、機械やそれを支える工場も必ず時間の経過とともに劣化する部分が現れます。今回のケースのように築10年未満の比較的新しい工場でもこういった事故が起きてしまうなど、工場には危険が多いに潜んでいるのです。どんなに工場がしっかり建築されたものであっても、劣化は避けることができません。

 

前もって事故を防ぐためにも、工場で働くスタッフの命を守るためにも、現場の管理を行う方々が限りなく安全な状態を保ち続ける必要があります。サンドゲル工法を扱う弊社ではコンクリート床の施工から5年に1度の定期点検を推奨しています。

 

日常では目にすることのない床下の地盤ですが、竣工後メンテナンスをしていないケースや、また老朽化が進むコンクリート造の建築物にはかなりの危険が潜んでいることを一人でも多くの方に知っていただきたいです。

 

もしこういった陥没や地盤沈下についてお心当たりのある企業様は一度弊社までお問い合わせください。