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コンクリート床下の地盤沈下に要注意

こんにちは。AIMブログ担当です。
AIM(エイム)は、神奈川県横須賀市からマンション・ビルの大規模修繕工事を始めとし、建築一式工事を手掛けている会社です。
 
重機や精密機器を使用する工場や倉庫、病院などの建物は大概がコンクリートによって造られている建物です。弊社AIM株式会社では、コンクリート造建築物の地盤沈下を防ぐ、床下補強工事も手掛けています。
 
補強対応が遅れれば大惨事につながる恐れもある「床下の地盤沈下」について、皆さんにその危険性と予防策についてお伝えできればと思います。
 
 

■コンクリートの床下は、知らないうちに空洞が出来ている

 
日常生活や仕事場でコンクリートの床を見ると、大多数の方々が無意識のうちに「強固」「安心」「安全」という感覚を持っているのではないかと思います。
コンクリートと聞くと”耐久性に優れ頑丈”で、”一度施工すれば壊れない”などと思われがちです。
 
しかし一方で、コンクリートの地面にヒビが入っている状態を見たことはありませんか?
 
実はコンクリート床であっても定期的な安全点検や、衛生面でのチェックが必要なのです。
 

 

■なぜ安全点検が必要か

 
コンクリートの床は表面は強固に見えていても、様々な機械、重機による振動や条件によりコンクリート床とその下の地盤との間に空洞ができてしまうことがあります。
 
空洞ができコンクリートにひび割れが入ると、例えば店舗などで床のモップがけなどをしているケースでは水分によって害虫が発生してしまう原因ともなります。何度も害虫駆除を実施しているけれど何故か一向に改善しないという場合には床下を疑ったほうがいいでしょう。食品を扱うのであれば衛生管理は疎かにできません。
 
また精密な部品工場や食品工場などでは機械が正常に稼働できない、床の傾き等によって機械の動作にズレが起き、「不良品」が発生する可能性が一気に上昇してしまいます。
 
実際に私たちに届くご相談内容でも「不良品が多くなり、床の調査をして欲しい」といったお声を沢山頂いています。
 

 

■一番考えなければならないのは従業員の安全

 
コンクリート床下の地盤沈下による事例をお話しました。しかし、一番に考えなければならないのは何よりも、その工場や倉庫で働いている「従業員の安全」です。
 
コンクリートというのは想像よりも簡単にひび割れを起こします。
地盤沈下が起きていれば、例え数ミリの空洞であっても荷重に耐えられなくなり割れてしまいます。最悪のケースではコンクリートの上に乗っている機械が突然倒れ、人が下敷きになり命を落としてしまう大事故に繋がる可能性もあるのです。
 
過去には自動車機械工場で、設備の振動に耐えられず落下した重量物に足を挟まれ車椅子生活を余儀なくされた、という事故も実際に起っています。
コンクリート床の施工から「5年」を一つの目安に、必ず床下の定期点検を行いましょう。
 

 

■サンドゲル工法の特徴

 
弊社で手掛けている床下補強工事は、サンドゲル工法という特殊な材料を使用した工事です。コンクリート床だけでなく擁壁の補強、また液状化対策にも最適です。
 
コンクリート床、1平米に1つ、1円玉程度の穴を開けそこからゲル状の樹脂を流し込みコンクリートと地盤の間の隙間を埋めます。
 
ポイントは、
①特殊樹脂の浸透力
単に隙間を埋めるだけではまた地盤沈下による隙間の再発が起こりえます。サンドゲルは樹脂が地盤に浸透し固まるため軟弱地盤などでも安定した地盤に改善します。
 
②最短の工期
コンクリートを打ち直すと1ヶ月かかるところ、たった1日で工事が完了します。
様々な機械を移動し生産ラインの稼働を止めてしまうのではなく、通常業務を止めること無く補強工事が可能です。
 
③圧倒的に安価なコスト
工期が短いため、余計な人件費、ロスが発生しません。コンクリート打ち替え工事の約2/3の工期で施工ができます。
 

 

また、床下の調査では実際に床に1円玉程度の穴を開け、空洞化の状態を調べることができます。短時間でできる調査ですので床の新設時から5年以上が経過している建物や、ひび割れが発生している、または不良品が無くならないという場合にはぜひ一度調査することをおすすめします。
 
ご相談、ご質問はお気軽に弊社までお問合せください。

2019.09.23