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AIMの組織改革 立て続けの「独立」「退職」会社はどうすべき。

こんにちは。AIMブログ担当です。
 
AIMは、神奈川県横須賀市からマンション・ビルの大規模修繕工事を始めとし、建築一式工事を手がけている会社です。
 
これまで職人も社員として「AIM株式会社」に在籍していましたが、現在はグループ会社に移籍し、AIM自体は施工管理が主の管理会社へと変化しました。
AIMで請けた仕事を技術職のグループ会社にそれぞれ振り分け、役割を明確にし、さらに社員のやりたいことをしがらみに囚われず自由に選択できる環境を用意しました。
 
以前からここでお伝えしている「独立支援制度」もその一環です。
逆に言えば、本当に社員の独立を応援するためには、ここまでの組織改革が不可欠だったのです。
 
そして、そこからさらに、今年になってホールディングスを立ち上げました。
「N&Sホールディングス」
 
それが何のためなのか、この組織改革全体を振り返るところから、
代表の尾山に聞いていきます。
 

 

■一気に3人、辞めたいという社員が現れた

 
インタビュアー:尾山さん、今日は新しく立ち上げたN&Sホールディングスについて、そしてこれまでの組織改革について伺いたいと思っています。
会社の体勢をここ数年でかなり変えていると思いますが、それは一体何のためでしょうか?
 
尾山:今後のビジョンのためです。
とにかく入り口を広げてやっていく。ホールディングスに至っては異業種や他職種との相乗効果を狙っての会社設立になってくる。
 
 
イ:組織を変えていこうと思ったきっかけには、「社員の独立」というのが影響していますか?
 
尾山:それは今後の会社のあり方を深く考えさせられた一つのターニングポイントです。
それまで、誰一人としてAIMを辞めたいと言わなかったのに、ある時、「独立したい」とか「会社を辞めたい」と言う社員が3人、一気にきた。
その時に会社を分けて、「せっかくここまで一緒にやってきたんだから、それならAIMのグループ会社になるという選択もある」と、独立していった人たちにグループ企業になってもらいました。
 
でもまだこのときは、資本は繋げなくても個人事業でもいいからまず立ち上げてもらって、仕事はAIMから発注しようと、それくらい。
それで1年間やってみたんですね。
このグループ会社というのがAIMの100%専属な会社なわけだから、仕事についてはAIMから補償するよという仕組みにもしてはみたものの、今年の5月〜6月ころは仕事を切らしてしまったことがあって。
 
そのときに、これはAIMがダメならみんな共倒れになってしまうなと思ったんです。
そこで周囲に相談して。
結果、資本を繋げて本来の「グループ会社」の形にして、AIM以外からの仕事もできる形に変えて。
さらに資本を繋げるなら持ち株会社があったほうが統制が取れるからと、ホールディングス会社を作る流れになりました。
 
立ち上げるからには、今後M&Aとかも積極的に行なって、グループ会社を増やして、規模を拡大、グループ会社同士の相乗効果を生み出し高め合いたいと、そう思ったんです。
 
 
イ:では、元々は独立した人をサポートするため、ということですか?
 
尾山:大元はそこですね。今でも趣旨の大部分はそこ。
綺麗事みたいなんだけど、なんでそれをするかというと、やっぱりこの会社に入って良かったと感じてもらいたい。
自分もそういう人間になりたいし、そう思ってもらえる存在でいたいですね。
 
 
イ:組織の話から、尾山さんご自身のテーマに入ってくるわけですね。
人はそういう話を聞きたいんだと思います。
冒頭で、「それまで誰一人辞めたいと言わなかったのに…」と言っていましたが、その当時のことをもっと聞きたいです。
 
尾山:そういうのが全然なかったんですよね、うちは。
遠い話で「ゆくゆくは独立してみたいです」と飲んだときに軽く話しているような社員はいたけれど。
 
そのうちに一人、決心してから独立したいと言ってきた社員がいました。
色々話そうと言っていたところに、次に給料がきついから辞めたいという人が出てきた。
雨の日に使える有給制度もあったのですが、それでも厳しいと。
 
それで2人が立て続けにAIMを離れたいと言ってきた時に、止めたり圧力をかけるのって、自分にはできませんでした。
それをせずに互いに納得できる方法はないか考えて。
 
それでAIMで主力で活躍していた社員も、「俺も独立して尾山くんみたいになりたいっすよ!」って前々から言ってたのもあって、飲みに誘ってみたんです。
実際どうなの?って。
「正直、自分で会社をやりたいです」と返事が返ってきたので、その場で「やる?」って言いました。(笑)
色々考えたけれど、自分で独立してやりたいという仲間のことは、応援した方が気持ちがいいし。
 
職人さんも、一緒に行きたいと言う人が入れば連れて行っていいと、そんな話をして。
組織改革の始まりはこういう経緯です。
 

 
イ:業界的には、通常、独立したいとかやめたいという人が現れたらどうするんですか?
 
尾山:「うちも困るんだ」と引き止めるのがほとんどで、条件まで付きつけて「辞められない」ようにしてしまうケースもあるみたいですね。
自分の場合にはどうしても「人のやりたいことを止める」という行為が嫌だった。
本人がやりたいのに。
AIM、この会社だって周りに反対されても押し切って始めたから、そんな気持ちがよくわかる。
 
 
イ:応援してあげたかったということですね。
 
尾山:そうそうそう。
ただ、応援して「じゃあさよなら」っていうと、AIMも戦力がいなくなってしまう。
独立したてならそれはそれで困ることがたくさんある。
それなら今の自分に、会社にサポートできることはなんだろうと考えて支え合うこともできるんじゃないかなと思った。
 
しかもせっかくここまで一緒にやってきたなら、少なからず仕事でも繋がって、いつまでも飲みに行けるような関係が気持ちいいなと思ったから。協力できる関係を作りたかった、ということですね。
 
 
イ:そういうきっかけで組織を変えていって、ホールディングスまで立ち上があって、これからは異業種をM&Aをすることも考えるのですか?例えば具体的にはどんな会社ですか?
 
尾山:今、目先はまだ建設業の会社になってくるけれど、やっぱり、相乗効果というコンセプトをぶらしたくないんです。
だからはっきり言って何でもいい。飲食でもいいし。
相乗効果って何でも生めると思ってます。
 
何を持って相乗効果かと言ったら、お互いにとって少しでもメリットがあればそれって相乗効果じゃないですか!
 
時代は目まぐるしく流れるから、何がいいかってどんどん変わる。
これから来る時代に合ってるものとか、そこに相乗効果があるならなんでもありかな。
 
 
ありがとうございました。
AIMのスタンスが垣間見えたのではないでしょうか。
次回、さらに尾山個人についてもっと探っていこうと思います。

2018.12.27