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オフィスビルにおける大規模修繕の進め方や予算は?虎ノ門の施工事例

こんにちは。首都圏にて大規模修繕工事を請け負うAIM(エイム)株式会社です。

弊社は神奈川県横須賀市を中心に、オフィスビルやマンションの大規模修繕工事をはじめとした建築工事一式を手がける会社です。

街にそびえ立つオフィスビルを目にしたことがある方は多いと思います。都内のビジネス街に建つオフィスビルは、どれもキレイで頑強な見た目をしています。しかし、ビルに限らず建築物には、どうしても避けられないものとして「経年劣化」があります。

 

そんな経年劣化に対処するため、多くのマンションでは定期的に「大規模修繕工事」が行われます。しかし、オフィスビルが大規模修繕工事を行っている現場を目にしたことはあるでしょうか。

 

そこで今回は、オフィスビルや商業ビルにおける大規模修繕工事のタイミングや進め方、予算感などについて、AIMが請け負った東京・虎ノ門のオフィスビル大規模改修工事の施工事例を交えてご紹介します。

 

 

オフィスビルは定期的に大規模修繕工事が行われていない

 

分譲マンションにお住まいの方ならご存じのとおり、マンションには「大規模修繕工事積み立て」として、毎月、管理費を支払っていることと思います。これは、10~12年に1度、マンションの経年劣化を調査し、ビル自体に不具合が生じている箇所を修繕する大掛かりな工事の予算として組み込まれているためです。

 

ほとんどの分譲マンションでは、長期的な修繕計画として大規模修繕工事が定期的に組み込まれているため、街のどこかしらで大規模修繕工事が行われている現場を目にする機会が多いということなのです。

 

しかし、ビジネス街のオフィスビルで大規模修繕工事が行われているのを見かけたことがあるでしょうか。

 

実は、オフィスビルや商業ビルはマンションと異なり、10~12年に一度といった定期的な大規模修繕工事は実施されていないのです。国土交通省が建築基準法に関する通告として行ったガイドラインに「築10年を経過したタイル貼り、モルタル貼り、石貼りの建物は、12年周期で大規模修繕を行ったほうがよい」と推奨されているものの、必ずしも義務ではありません。つまり、周期的な大規模修繕工事を行うように法で定められていないからです。

 

しかし、オフィスビルも当然ながら経年劣化からは逃れられません。定期的な調査、大規模修繕を行うのはビルオーナーの責務といっていいでしょう。

 

 

AIMが請け負った虎ノ門のオフィスビル大規模修繕工事

 

それでは、オフィスビルの大規模修繕工事について、どのように進めていくのか、実際のAIMによる施工事例を元にご説明していきます。

 

音の出る作業に制限のある作業環境

大規模修繕工事を行ったオフィスビルは、東京・虎ノ門の築14年の建物になります。12階建てで、ビル内に大使館が入っていることから、工事中の音が発生する作業に制限がありました。

 

「何曜日と何曜日は音の出る作業はしない」という決まりを設け、実際に作業していただく専門工事会社との手配を工夫しています。もちろん、ビルの居住者様だけでなく、近隣の建物の皆様にも工事前にあいさつを行い、事前の告知を行いました。なお、マンションなどの場合は、居住者様やマンション管理組合の理事長様へ、工事に関する説明会を開くこともあります。

 

なぜ、そのようなことを行うかというと、補修作業では電動工具を使用するため、コンクリート壁に穴を開ける必要があるなど、どうしても大きな音が発生してしまうからです。

 

音が発生するコンクリート壁に穴を開ける作業とは、主に建物の躯体補修工事です。

鉄筋コンクリートでできた建物は、経年劣化などで傷んでくると、鉄筋の中に水が入ってしまってサビが発生します。

サビが発生するとコンクリートが膨張してしまうので、その部分を「ハツリ」という作業によって削り、見えてきた鉄筋にサビ止めを塗布し、モルタルで整形します。

 

これは築年数の長い建物に多く見られる現象で、こちらの建物でもそういった経年劣化が起きていたため、補修工事を行いました。

 

 

AIMには関連企業が多くあり、さまざまな大規模修繕工事に対応できる

 

今回、オフィスビルの大規模修繕工事において行われた工事内容は以下のとおりです。

 

・足場設置

・下地

・シーリング

・洗浄

・塗装

・防水

 

3ヶ月ほどの工期でしたが、現場では作業を実施する日程を事前に決めて、綿密な計画に沿って行われました。

音の出る作業に制限のある曜日には、外壁のシール工事など、音の出る作業以外の作業を実施しました。

 

 

シーリング作業の施工前

 

シーリング作業の施工後

 

また、屋上の洗浄作業も行い、水漏れの徴候が見られる箇所ではトップコートによる塗装工事も行いました。

屋上洗浄作業前

 

屋上洗浄作業後

 

漏水箇所の補修、トップコート塗装後

 

AIMにはホールディングスのグループ傘下に、多くの関連企業があります。ここまで見てきた大規模修繕工事の作業にも、さまざまな企業が関わっています。

 

AIMの強みは、こうした大規模修繕工事のすべてを弊社の関連企業で一括して行うことができる点にあります。これにより、一般的なリフォーム工事を請け負う企業が各作業を外注するため、予算が上がってしまうといったことがありません。大規模修繕工事のような大きな予算が必要な工事の場合、コストを大幅に削減することが可能となっています。

 

今回のオフィスビルの大規模修繕工事では、ビルの管理会社様と7〜8社ほど入っていただいている協力会社との密なコミュニケーションによって、お客様のさまざまな事情・課題をクリアにして工事を無事に行うことができました。

 

 

総合建物リニューアルグループ企業のAIMだからこそできる

 

オフィスビルや商業ビル、公共施設は定期的に大規模修繕工事が行われないと申しましたが、それでも建築物は経年劣化によって多くの不具合が発生します。ビルのオーナー様や管理会社様にとって、入居される方々の安全、安心のために定期的に大規模修繕工事を実施することが大切になってきます。

 

オフィスビル等は比較的、規模の大きな建物が多いため、大規模修繕工事にも多額の予算が必要となります。AIMは防水工事店として創業以来、建設業を通じてお客様に貢献できるよう努めてまいりました。

 

特に、高い施工力と最新の技術を取り入れ、妥協のない質の高い大規模修繕工事をご提供しています。また、先述したとおり、N&Sホールディングスを中心に多数のグループ企業と連携し、大規模修繕工事を一括して請け負えるため、コストを抑えて安定した資材を確保し、スムーズな作業を実施することが可能です。

 

そして、工事に関するご不明な点やお問い合わせの回答も、お客様にしっかりと伝わるように心がけ、施工後のアフターフォローも徹底しております。オフィスビルの大規模修繕工事にお悩みのオーナー様や管理会社様は、安心して気軽にAIMにお問い合わせください。必ず満足いただける工事をご提供いたします。